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2007年3月25日日曜日

スターログ ストライクス バック なるか?

これが私が初めて購入したツルモトルーム編スターログ。1979年8月号と書いてあるところからしてかれこれ28年前のものというわけで、サイケなロックミュージシャンなら生涯を全うしていてもおかしくない年数が経ってしまったいうことになります。

スターログ誌はアメリカでは定番化しているSF映画情報誌の日本語版であり78年8月から87年2月まで刊行されていました。その後、99年から去年あたりまでは竹書房からも再出版されていました。

とにかく少年時代の多感な時期に多くのことをこの雑誌から学ばせてもらいました。どの記事をとっても新鮮で他の雑誌には載っていないような知らないことばかりのまるで宝箱のような雑誌でした。当時、掲載されている写真の一枚一枚に至るまでかじりつくようにして夢中で読みふけり、自分の投書が掲載された時などは飛び上がって喜んだことを憶えています。映画はSFというエンターテイメントを表現する最良の媒体であり、非日常・非現実を描いたSF映画こそが見るべき価値のある映画であると信じて疑わなかったころの私にとって、神聖な書物だったのです。

雨季の到来を察知し地中の繭から肺魚が這い出てくるのと同じように、スターウォーズの日本公開が近づくといつの間にやら当たり前のごとく書店で平積みになっている同誌。サーガ本編は終了してしまいましたが、怒濤のリニューアル3D版の公開も控えていますし、エピソード3と4の間を埋めるスピンオフシリーズの制作も進行しているようなので、再び読むことができる日もそう遠くないのかもしれません。

以前にも別の雑誌について似たようなコメントを述べたのは、単なる集団デジャブと推測されます。

2007年2月27日火曜日

It's a "WIRED" world

1998年11月号をもって休刊となったままの月刊誌"WIRED"。IT関連の最新情報をサブカルチャー視点から捉え、ガジェット、音楽、映像、ライフスタイルなど様々な分野のネタをポップな紙面で紹介する雑誌として、希有な存在だったと思います。GeekではあってもNerdではない雰囲気。

IT関連の記事が中心ながらそれだけにとどまらず、写真のウィリアム・ギブソン特集の他、クエイ
兄弟や、ダグラス・クープランド、ブライアン・イーノなどをフィーチャーした号もあり、私にとって隅々まで読み応えのある毎月の刊行日が待ち遠しい雑誌の一つでした。

最近ではOLPCでご活躍中のニコラス・ネグロポンテ氏がメディアラボ時代に提言した来るべき「ワイヤードな世界」をベースキーワードとして創 刊された(と記憶している)この雑誌。その当時は常時携行できる小型PCや常にオンラインな生活などまだまだ夢の話でしたが、今日ではある程度現実のものとなりつつあります。ネット版の"HotWired"も昨年から更新休止状態ですし、日本でのWIRED減速の経緯には、ITの日常生活への浸透が進み、それらのサブカルチャーたる独特のアングラなにおいが薄まって一般化してしまったこともあげられるのかもしれません。

そんなわけで、この手の情報を集約して知る手段がもう存在しないとわかったときは、後年ナップスターが駆逐されてしまったときと同様、強制的に後戻りさせられた不便さを痛感し、感慨深く窓辺に一人佇んだものです。

こんな寂しい現状の日本版とは無関係に米国のオリジナル版はまだまだ健在のようですし、できれば日本版にもいつの日か復刊してほしいものです。