スターログ ストライクス バック なるか?
これが私が初めて購入したツルモトルーム編スターログ。1979年8月号と書いてあるところからしてかれこれ28年前のものというわけで、サイケなロックミュージシャンなら生涯を全うしていてもおかしくない年数が経ってしまったいうことになります。
スターログ誌はアメリカでは定番化しているSF映画情報誌の日本語版であり78年8月から87年2月まで刊行されていました。その後、99年から去年あたりまでは竹書房からも再出版されていました。
とにかく少年時代の多感な時期に多くのことをこの雑誌から学ばせてもらいました。どの記事をとっても新鮮で他の雑誌には載っていないような知らないことばかりのまるで宝箱のような雑誌でした。当時、掲載されている写真の一枚一枚に至るまでかじりつくようにして夢中で読みふけり、自分の投書が掲載された時などは飛び上がって喜んだことを憶えています。映画はSFというエンターテイメントを表現する最良の媒体であり、非日常・非現実を描いたSF映画こそが見るべき価値のある映画であると信じて疑わなかったころの私にとって、神聖な書物だったのです。
雨季の到来を察知し地中の繭から肺魚が這い出てくるのと同じように、スターウォーズの日本公開が近づくといつの間にやら当たり前のごとく書店で平積みになっている同誌。サーガ本編は終了してしまいましたが、怒濤のリニューアル3D版の公開も控えていますし、エピソード3と4の間を埋めるスピンオフシリーズの制作も進行しているようなので、再び読むことができる日もそう遠くないのかもしれません。
以前にも別の雑誌について似たようなコメントを述べたのは、単なる集団デジャブと推測されます。